集中力 パート2
習慣・・
- 日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、することがあたかも決まりのようになったこと。
- 反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。
ということなので、意思力の節約になりますね。
「仕事は頭でなく、体で覚える」と聞いたことはありませんか?
この言葉は脳と習慣の関係性を如実にあらわしてます。
何度も反復することにより習慣になります。
習慣になると前頭葉で行っていた脳の働きが『小脳』で行われることになるので、
前頭葉の負担が削減されます。
『小脳』は運動機能の要なので「体で覚える」と表現したのでしょう。
集中力の高い人は、実は長時間集中していない。
そもそも人間の脳は集中が持続できないようにできています。
祖先からの本能の名残りです。
まだ私たち祖先が、狩猟採集時代を生きていた時代、目の前の食事に没頭していたら、
いつ肉食動物に襲われるか分かりません。自然界においては、集中してない方が
生き残れます。何故なら、多方向に注意をはらうことができ、危険を回避出来るからです。
言い方を変えれば、何が起こるか分からない環境を生き抜いてきた記憶が人の集中力を散漫にさせているのです。
では、どのくらいの間なら集中力は持続するのでしょうか?
最近の研究では、だいたい30分ぐらいだそうです。
もともと持続しない性質を持っているのです。
一見、集中力がずっと続いているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態を繰り返しています。
25分集中して、5分の休憩を繰り返す『ポモドーロ・テクニック』というものがあります。
これはすごく実用的でおすすめなのでぜひ試してみてください。