ポジティブとネガティブ
『ポジティブ』と『ネガティブ』という言葉を聞いて、
大半の人は『ネガティブ』は悪いイメージ、『ポジティブ』は良いイメージを
抱きますよね?
辞書を開いても
- 『ポジティブ』は積極的・肯定的・楽観的などの前向きな意味。
- 『ネガティブ』は消極的・否定的・悲観的などの後向きな意味。
『ネガティブ』は必要ないような感じに思えますが、とても大切です。
私たち人間の脳には『ネガティブバイアス』というものが備わっています。
人はポジティブな情報よりネガティブな情報に注目し、優先的に信じたり、強く記憶に残したりする傾向があり、これは生物が進化の過程で身につけたと言われています。
狩猟時代の命の危険をもたらすネガティブな体験や感情を記憶しておくことで、その後に起こりうる危険を察知して迅速に回避することで身を守る。
『ネガティブバイアス』は命の危険から生き残るため存在しているのです。
現代社会においても、命の危険に晒されることはないにしても大切なものです。
『ポジティブ心理学』という心理学の一分野で
『ポジティブ』と『ネガティブ』のベストな割合というのが計算されていて、その割合は、
ポジティブ:ネガティブ = 3:1
この3:1の割合が一番良いようです。この割合をキープすることにより、
精神的に安定する・精神的に幸せになる・モチベーションが上がる・パフォーマンスが上がる
集中力も上がり、人間関係も良くなるという研究結果が報告されています。
ネガティブはゼロにはできません。ゼロにする必要もありません。
もし、ゼロにしようとすると余計に苦しくなってネガティブが増えてしまいます。
「ネガティブを排除しよう」という考えが一番ネガティブです。
自分の中にネガティブが浮かんだ時は「そいう自分もあってもいい」と認める、
その行為自体がポジティブになります。
自分の欠点・短所を考えた時に、f「こんな自分は嫌だ❗️」と思うからネガティブになる。
「そいう自分もいいんじゃない?」「完璧な人間なんていないし」
『一つや二つぐらい欠点や短所やコンプレックスがあっても、それって普通でしょ?」
って考えたらそれでポジティブになります。
ネガティブを認めることによってポジティブに切り替わっていきます。
パート2へ続く