ノルアドレナリンは『闘争と逃走のホルモン』と呼ばれています。
心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪をエネルギーに変え、筋肉の素早さを増加させる働きがあります。
遥か原始時代の人間が、野山を歩いている時、突然、獰猛な動物に遭遇してしまって今にも襲い掛かってきそうな時、この瞬間とるべき行動は2つしかありません。
『闘う』か『逃げる』かです。
ノルアドレナリンが分泌されることで、心拍数は高まり、脳や骨格筋に血液が行き渡り、『闘う』にしても『逃げる』にしても瞬発的な行動がとれるように、脳と身体を準備状態に持っていく。
それがノルアドレナリンの役割です。
パート2へ続く